水環境情報学研究分野は、国土情報や気象情報などのビッグデータを活用して防災・環境・利用のバランスの取れた国土管理に資する知見を獲得し、より良い空間の創造に貢献することを目標としています。
水環境情報学研究分野とは?
水環境情報学研究分野では、国内外の海岸・河川における水災害やこれに伴う地形変化に関する研究を、現地調査や数値解析を通して行っています。また、これに対する適応策などの対応について、防災だけでなく、環境や利用などの様々な情報を活用し、多様な視点で検討を行うための手法の開発を行っています。
気候変動による自然災害が将来世界的に深刻化することが懸念されており、災害研究は今後ますます重要になると考えられます。日本は災害リスクが最も高い国の一つであり、例えば、海面上昇に関しては、将来海面が30cm上昇すると日本全国の砂浜の50%以上が失われることが予想され、そのリスク評価と適応策は重要な課題です。学生の研究テーマについては、指導教員が学生と相談しながら決めます。
カリキュラム
学部学生および大学院の教育課程については以下のサイトをご参照ください。
東北大学では、男女ともに学び、働きやすい環境をつくっていくための支援を積極的に行っています。
入試情報
学部生(4年生)、修士課程あるいは博士後期課程の大学院生として勉学をするには、指導を希望する教員が担当する専攻の大学院入試を受験する必要があります。詳細については以下のサイトをご参照ください。
ゼミ
研究室ゼミには、Dゼミ(博士課程学生)、Mゼミ(修士課程学生)、研究室ゼミ(研究室全員)があります。Dゼミ、Mゼミは水環境システム研究室、津波工学研究室、災害ジオインフォマティクス研究室との合同ゼミです。合同ゼミでは各学生が年に数回、数十人程の前で研究発表を行います。また、学部4年生は、12月に水環境システム学研究室と合同で卒論中間発表を行っています。 研究室ゼミでは、前期は東日本大震災や気候変動に関するレビューやArcGIS・プログラミングなど研究に必要なツールの修得を、後期は主に研究発表のゼミを行います。研究室ゼミのねらいは、自分の研究を人に分かりやすく伝える技術を身につけること、論理的考え方を鍛錬すること、基礎的な研究解析技術を身につけることにあります。研究室ゼミのディスカッションは英語と日本語の両方で行っており、学生の英語力向上にも力を入れています。
学会への参加
学部生も大学院生も、国内学会で研究成果を発表します。プレゼンテーション能力が向上され、更によい研究成果が出た場合は、よりレベルの高い国内外の学会で発表します。
国内、国際学会発表を行う際の旅費等は研究室から支給しています。
研究室行事
歓迎会、芋煮会、ソフトボール大会、野球大会、フットサル大会、追いコンなどがあります。
ご質問、ご興味のある方は、有働恵子教授までお問い合わせください。
✉ keiko.udo.c1@tohoku.ac.jp